ビジネスとして「教室」を開くよりも「コミュニティ」を作ろう

「先生と生徒」ではなく一緒にアクションを起こす

増田です、

ビジネスの1つに、
数か月の間でスキルやノウハウを教える
「スクール(教室)」で収益を上げるというビジネスモデルがあります。

あなたが先生となり、生徒となるお客さんを集めて
スキルやノウハウを伝え、お客さんに得たい結果を
得てもらうわけですね。

代表的なものとして、

  • インターネットでお金を稼ぐ方法
  • 料理教室
  • 体操やダンスの教室

これらを始め、たくさんのビジネスモデルがあります。

このビジネスモデルは今でもよく見られますし、
今後もなくなることはないと思います。

ただ、これからビジネスとして自分のスキルやノウハウを
伝えていきたいと考えているなら、教室ではなくコミュニティを
運営することをおすすめします。

なぜ教室よりもコミュニティがおすすめなのかと言うと、
主催しているあなたとお客さんのどちらも満足できる上、
お客さんにも結果を出してもらえる可能性が高くなるからです。

自分のスキルやノウハウをお客さんに伝えるなら
1人でも多くの方に結果を出してもらいたいと
誰もが思います。

それでいてあなた自身がお客さんと仲の良い、
濃い関係になることができれば最高ですよね。

そこで今回は、これからお客さんにスキルやノウハウを
伝えるビジネスを考えているなら、コミュニティ化することが
おすすめだという話をします。

以下のような方であれば、今後の教室・スクール運営が
あなたとお客さん、どちらにとっても満足度の高いものとなります。

  • これからお客さんを集めて教室やスクールを開催したい
  • 今教室やスクールを運営しているところだが、
    正直モチベーションが下がっている

ですので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

教室運営の2つのデメリット

教室運営はよく行われているビジネスモデルですし、
今後も存在し続けることでしょう。

でも、教室運営には2つのデメリットがあります。

それは、

  • 結果を出してもらいにくい
  • ブランディングがウソだとバレやすい

この2つです。

どちらも、教室を運営していく上で致命的です。

1度のミスで、あなたの周りからお客さんが1人も
いなくなってしまう危険性すらあります。

まずは、この教室運営の2つのデメリットについて
説明しますね。

1.結果を出してもらいにくい

教室運営の1つ目のデメリットは、
お客さんに結果を出してもらいにくいことです。

教室運営では、先生であるあなたが生徒であるお客さんに
知識やノウハウを伝えることにより、結果を出してもらいます。

ただ、100人の生徒さんがいる教室でも、
結果を出すことができるのはほんの数人なのが現状です。

結果を出した人が少ないと、多くのお客さんは
あなたに対して不満を抱いてしまいます。

教室の生徒さんが求めているのは「結果」だからです。

そして、教室を次々と開催するたびに生徒さんが減っていったり、
生徒さんの不満がどんどん大きくなってしまいます。

ちなみに、ほとんどの人が結果が出せない原因は、
生徒さんそれぞれの現状がちがうからです。

たとえば、生徒さんそれぞれの現状での知識やスキル、
用意できる資金、モチベーションや覚悟などがまったく
ちがいます。

そのような状況で、同じ内容を教えて多くの人を結果を
出してもらうのは、ハッキリ言って不可能です。

2.ブランディングがウソだとバレやすい

2つ目は、ブランディングがウソだとバレやすいことです。

ブランディングというのは、先生であるあなたの
権威や価値を高めることによってお客さんを増やすことです。

たとえば、わかりやすい例としてあなたが
「月収を10万円増やす方法」の教室を開催したいとします。

そのために、先生であるあなたが「儲かっている」ことを
アピールします。

これが、ブランディングです。

たとえば、教室のチラシや案内ホームページに
あなたが高級車を所有していたり、
海外リゾートを満喫している写真を掲載したりします。

中には、教室の生徒さんを増やして売上を上げるために、
ウソのブランディングをする人もいます。

先ほどの例でいうと、知り合いから高級車を借りて自分が運転している
写真を撮ったり、ネットで公開されている海外リゾートの写真を
自分のホームページに掲載したり。

これは極端な例ですが、本来とはちがう自分を演出することによって
売上につなげる方法もあるにはあります。

ただ、このブランディングは現在ではとても難しくなっています。

なぜなら、SNSで個人の普段の生活や行動を簡単に知ることが
できるようになったからです。

ですから、教室内容や公式ホームページで頑張って自分を演じたとしても、
SNSの投稿で本当の日常生活がすぐにバレてしまいます。

わざわざブランディングをしても、
SNSがあるために効果がないどころか、
むしろウソだと分かってしまうと
逆に信用を失くしてしまいかねません。

これでは、お客さんを思うように
集めることはできません。

このように、従来型の教室運営には、

  • 結果が出なかったお客さんは不満を抱いてしまう
  • 「先生」の日常生活や考え方が簡単にバレてしまう

これら2つのデメリットがあります。

素の自分に共感してくれるお客さんを集める

では、教室運営の2つのデメリットにどう対処すればいいのか?

それは、

  • 「結果」ではなく「関係性」で満足してもらう
  • ブランディングではなく、日常生活や普段の考え方を発信していく

この2つを両方とも満たすことが理想です。

つまり、

素の自分に共感してくれるお客さんを集め、
先生と生徒ではなくコミュニティとして
一緒にアクションを起こしていく

このようにすれば、あなたとお客さんのどちらも
満足できるわけです。

ブランディングによってスキルやノウハウを販売するのではなく、
素の自分に共感してくれる人とのコミュニティを作る

このようにすれば、あなたとお客さんとはどんどんつながりが
深くなり、そしてあなたに共感してくれる人がどんどん集まって
きます。

ですから、これから教室運営を考えている方や、
今教室を運営しているもののあまり順調ではないと
感じている方は、ぜひコミュニティ化を進めていただければと
思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

増田裕一